2019年に建売住宅を購入した“あんこ”と申します。
こちらの記事では、我が家が購入した建売住宅にかかった費用を9つの項目に分けて、詳しく解説していきます!

販売価格だけで購入出来たらわかりやすいんだけどね
最初にお伝えしておきますが、我が家は4980万円の住宅をフルローンで購入しています。
あまりにも金額が違う場合は参考にならないかもしれないのでご注意ください。
では、見ていきましょう!
諸費用に該当する9つの項目
1.表示登記費用(表題登記)



そもそも表示登記ってなに?



ここにこんな建物があるよってことだよ
建物を新築した場合などに、不動産登記簿の表題部になされる登記を「表示登記」といいます。
土地にツいては「所在、地番、地目、地積」、建物については「所在、家屋番号、種類、構造、床面積」が表示されます。
これらを登記簿に記載することによって、不動産の客観的現況をそのまま公示し、
権利に関する登記が正確かつ円滑に行われることが期待できます。
表示登記の申請人は原則的にはその所有者(所有権登記名義人)となりますが、
表示については職権主義がとられ、登記官に実地の調査権があります。
これは、登記に際して、登記所に出頭を要しないことともに権利の登記との大きな違いです。
出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報



理解しようとすると難しい…。
要は不動産登記法という法律に定められた表題登記をしないと、土地や建物を国に認めてもらえないということです。
この表示登記を行うのは『土地家屋調査士』という専門家が行います。
そこで発生するのが、『表示登記費用』です。
2.登記費用(権利登記)



さっきのと何が違うの…?



こっちは同じ登記でも『権利登記』の事を言うよ
不動産の所有権、賃借権、抵当権などの権利関係を公示する登記の事を言います。
つまり誰がこの土地と家を所有していたのか、現在は誰が所有しているのか等を記録していくものを言います。
この権利登記を作成するのは基本的に『司法書士』という専門家が行います。
そこで発生するのが『権利登記費用』です。
3.銀行保証料
金融機関で多額のローンを組む際に、一般的に生じるものです。
連帯保証人の代わりに、保証会社と契約をすると考えてください。
(ただし、一部金融機関にはこれを設置していないところもあります。)
この、保証料は金融機関・融資額によって金額が異なるので注意しましょう。
いくつかの金融機関で見積もりを出してもらうと比較できます。
4.事務手数料
金融機関でローンを組む際に生じる、事務的な手数料の事を言います。
こちらも、借入内容・金融機関によって異なりますので、比較してみて下さい。
5.火災保険料
家の保険です。
火災とつきますが、地震や水害など家にまつわるたくさんの保証をしてくれます。
こちらも補償内容によって金額が変わるので、ご自身の購入する土地の状況を考えて検討してください。
火災保険も色々な保険会社の商品があるので、価格の比較ができます。
6.固定資産税の清算
どんな土地にも固定資産税は発生しています。
土地や住宅の売買が成立したその日から、固定資産税の支払いは購入者の負担に変更されるのです。
そこで、土地にかかる固定資産税を日割り計算した残金の支払いが生じます。
ここは購入した時期、土地の価格によってばらつきがあります。
7.各種収入印紙代
住宅の購入は色々なところで、高額な支払いが生じるため、各領収書や契約書などに収入印紙を必要とします。
そのため、それらの金額もそこそこかさんでしまいます。
不動産会社で必要とする収入印紙代と銀行決済に必要とする収入印紙代の2種類がありますが、こちらも購入価格によって変動します。
8.振込手数料
住宅ローンを組んだ後にお金を移動させるために必要とする手数料の事です。
今回、手数料以外に9種類の費用を紹介してきましたが、これらの費用は1度金融機関に集約させます。
そして住宅ローンの借入金も1度自身の口座に移します。
そこから、それぞれの会社に振り込みをしていく事が多いのです。
そのため、多くの振り込みにかかる手数料も諸経費に含まれます。
9.仲介手数料
仲介手数料は、建設会社と販売会社が異なる場合に発生する手数料の事です。
つまり、建設会社と販売会社が同じ場合はかからない費用になるので、必要にならないこともあります。
仲介手数料については詳しく書いている記事があるので、そちらを参照してください。


実際いくらぐらいかかったの?
実際にいくらかかるかは、借入金額・不動産会社・金融機関によって大きく異なる部分になりますので、あくまで我が家の場合の金額を紹介します。
下3桁は省略させていただきます。
表示登記費用
¥90,000,-
こちらは不動産会社の提携の「家屋調査士」に依頼しているので、価格交渉などは難しいと思います。
権利登記費用
¥481,000,-
こちらも不動産会社の提携の司法書士事務所に依頼しているので、言われた金額をお支払いしています。
銀行保証料
¥545,000,-
実はこちら、不動産屋さんの見積もりでは100万円超えていたんです。
金融機関何行かに見積もりをお願いしたんですが、実際にどこの金融機関も100万円前後のところがほとんどでした。
(ネットバンク、信用金庫、銀行にそれぞれ見積もりを出していただきました)
ただ唯一、不動産屋さんの提携銀行であったJAバンクがこの価格を出してきたのです。
利率も含めて、ダントツの安さだったので衝撃でした。
事務手数料
¥32,000,-
こちらも不動産屋さんの見積もりは10万円前後だったのですが、破格でした。
火災保険料
¥389,000,‐
火災保険について考える頃には、疲れてしまっていてそこまで比較はしませんでした。
そのため、不動産屋さんの提携の保険会社の火災保険に加入しています。
提携先の保険に入る利点としては、たくさんの会社の説明を聞かなくていいところと、提携割引が使えるところです。
また火災保険は補償内容によっても費用が変わるので、他の家と比較するのは難かしい項目です。
固定資産税の清算
我が家は3月に引渡だったので、ほぼ1年分をお支払いしました。
各種印紙代
すみませんが、印紙代の領収書は存在しないので、金額は省略させていただきます。
不動産屋さんからの見積もりでは¥50,000,-になっています。
振込手数料
¥4,300,-
振込手数料は基本的に他行に振り込む際に発生します。
金額も金融機関によって変わると思いますので、ご自身でご確認ください。
仲介手数料
¥1,760,000,-
手付金として50万円は先にお支払いしました。
合計
およそ340万円!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
この諸経費は、販売価格とは別にかかる費用であり、住宅ローンに含むことが出来ません。
そのため、基本的には現金一活払いがほとんどです。
「頭金はいくら出す!」
の前に必要なお金なので、しっかり考えていきましょう。



ちなみに、これ以外に追加オプションや家具家電を購入するお金が必要だよ!



家を買うって…いろいろなお金がいるんだね
住宅の購入する前に、家族でしっかりお金の話をしてから考えていきたいですね。


それでは、皆様が素敵なお家に出会えるように祈っております。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
コメント